裏話有【体験談】フランス政府留学局にて面接を受けてきました(新型コロナウィルスの影響2020年5月時点)

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【体験談】フランス政府留学局にて面接を受けてきました


フランス留学最新情報(2020年5月時点)


一年間のうち、今の時期は、フランスに留学を検討されている方は面接や書類の準備などに追われている頃かもしれませんね。

今回は、入学してみてわかった大学院側の事情と、そして2020年度留学を検討されている方にとってはとても大きな影響を与えているであろう

新型コロナウィルスの影響について、大学院内部の情報をシェアさせて頂こうと思います。

※ 全てわたしの体験に基づく話で、正式なフランス政府留学局からの発表や公式な会見でない事をご了承下さい。


フランス大学院側の事情


留学生数の割合

大学・大学院によって、その学科に対して留学生の割合をおおよそ決めています。

わたしが学んでいるのは国際経営学(MBA)ですので「国際」と名前が付く通り

入学者も「国際性」が求められています。

ですのでフランス人の学生であっても英語能力の証明が必須となっています。

わたしの学科は、全23名のうち、留学生、もしくは国際的なバックグラウンドのある生徒が約4名

(うち、アジア系は私のみ・・・)

つまり全体の20%未満になります。

例年、約2割の生徒を国際性の高い学生を採用しているようです。

もちろんこれは学科や学ぶ分野にとって異なると思います。

フランス人のクラスメートは「国際」と名前のつく学科だから

もっと多くの留学生を期待していたようで4名は少なすぎる!とガッカリしている子も多いのが実情です。


ただこれには事情があるようで、

わたしの大学院は、募集23名に対して、約2000人の応募があったそうです。

つまり倍率87倍


え、そんなに入るの難しかったの…?

そんなに人気ある学部だったの…???

と入学してから知ったのですが…(;´∀`)

どうやら学部によっては狭き門というのはフランスも同じようです。


学費(マネー・マネー・マネー!)

ここでもカネの話かぃ!?

と怒る事なく聞いてください。

これは入学してから採用担当の教授から直接聞いた裏話です。


フランス人がフランスの大学院に進む場合、2019年時点では約300ユーロの学費がかかります。
(※ 年によって異なるのでご注意下さい)

これが留学生の場合6000ユーロ
(※ 年によって、また大学院によって異なるのでご注意下さい)

実はこの留学生の学費、大学院側にとってはとても大切な財政源なのです。



もともとフランスの大学院は政府からの助成金から成りたっている所が多いです。

それが昨年2019年からマクロン大統領の発令により

大学・大学院への補助金が大幅にカットされてしまったのだそう。

もともと、カツカツに近い状態で(私の教授談)運営していた大学経営陣にとっては

これは大きな大きな痛手。

それを補修するために、留学生の採用を増やした、という側面も少なからずあるそうです。

ただし、わたしの学部の場合は、そうはいっても倍率87倍の人気学科で

求められる要件も相当高く、留学生だからといって、何か特別な措置があるわけではなかったそうです。

わたしの学科では必須条件が

1。バイリンガル、もしくはトリリンガル
2。フランス国外での留学もしくは移住経験
3。成績優秀者
4。課外活動での実績
5。インターンなどにおける就労経験(インターナショナルな側面が必ずあるもの)

などなど

かなり要件が厳しいのだそうです。

そういう点もあり、本来は採用したい人数の留学生を採用できない、という実情もあるようでした。

(わたしの場合はカナダでの就労経験が採用の大きな決定要素だったそうです)

ちなみに採用担当の教授は、クラスが23名と小規模な事もあり、

各々の志望動機書や成績証明書、バックグラウンドなどをかなり細かく把握しており

ご自身も

「選びに選び抜いた生徒たち」

とある意味自負している感がありました(笑)



新型コロナウィルスの影響


新型コロナウィルスの影響は、実はフランスに留学したい日本人の方だけでなく

フランスから海外へ留学したいフランス人へも影響している、というのが現状。

フランス人の場合
わたしも「国際経営学」を学んでいるのでクラスメートの多くがフランス国外へ

インターンを含め、二年次を海外で過ごす予定だったのですが

なんとそれも先日、無期限キャンセル

という発令が大学側から出ました。


スペイン、オーストラリア、イタリア、カナダ、アルゼンチン、中国、台湾などなど…

様々な国へ旅立つ予定だったクラスメートたちが

がっかりする顔が思い浮かび私自身もとても悲しかったです。。。

理由としては・・・

1)現段階で、フランス人が国外へ出た場合、その国で適切な医療措置が行われるかどうかの保証がない
(医療崩壊を起こしている国が多数ある)

2)現地大学院の受け入れ態勢が万全とは言えない(フランスですら既に若干、混乱気味) 

といったような健康・生命に対する保証を最優先にした結果、との事でした。

またこの決断は大学・大学院によって異なるそうですので、どうぞご自身が希望される大学・大学院の情報を適切に入手して下さい。


ちなみにここはフランスですので、もちろん言われた事を黙ってきいて「はいはい」と言う事を聞くフランス人ではありません(笑)

わたしのクラスメートたちも、教授に抗議を続けているようですが

2020年5月2日現時点では、2020年~2021年の留学はナシという方向で大学側の決定は動かないそう。

教授自身も

「気持ちはわかるけど、生徒の命や安全を考えると、個人的にもフランス国外への留学は認められない」

と断言していました。
 
私の通う大学院での措置

このように、私の通う大学院ではフランス国外への留学は、長期、短期に関わらず無期限キャンセルになりました。

既に二年次を国外の大学院に合格していたクラスメートたちは

急に、現段階でフランス国内の大学院へ進む事を余儀なくされています。

ほんの数週間前まで、二年次のフランス国外留学を夢見ていたクラスメートたちなので

その落胆っぷりが半端なく

「今さらフランス国内で何を学べっていうのよ…」

という落胆の声が多く聞こえてきます

 

まとめ



フランス大学・大学院側にもマネーの事情と、国際性を保つための留学生割合という事情があります。

また採用担当の教授はかなり事細かに生徒の志望動機書を見ています。

実はキャンパスフランス(フランス政府留学局)で行われる面接は、この志望動機書の補助事項としてのサポート面が強いと感じました。

キャンパスフランス自体は入学の合否を決めるわけではなく

あくまでも大学・大学院側の採用担当者が生徒の合否を決めます。



もし入学したい大学・大学院がある場合は

その学科の専門担当教授に連絡を取り、お近づきになってみるのも入学への一歩かもしれません。


裏事情や入学してからわかった事も赤裸々に綴ってみました。


どうぞフランス留学を考えている方のご参考になりますよう・・・・

そして何よりも、今はお身体をご自愛くださいね。



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